3/31 山菜の日
※こちらの記事は、みやぐらむオープンの2020年2月時点で執筆した、未公開の記念日のブログため、当日を迎え次第写真を入れ替える予定です。
食用に改良されてきた「野菜」と違って、「山菜」は野山に生えていて食べることができるもの。ワラビ・ゼンマイなど…名前と食卓の上で見たことはあるけれど、実際に野山で見る人は多くないかもしれません。近所の庭に山菜が生えていることを知ったのも、山菜ハンターの母が突然「山菜ある!」と言って子供心に戻って探し始めたのを見たことがきっかけです。
「そこら辺に生えていて食べられる」と思うと、童心に戻ってウキウキわくわくして手当たり次第とってきて食べてしまいそうですが…山菜の中でも苦みが強くて丁寧に調理をしないといけないものや、山菜と似ているが、食べるのは危険な植物などもあり、「その辺に生えている植物を食べる」のには注意が必要です。毒キノコを間違って食べて食中毒になるニュースも、よく報じられていますね。山菜を食べる時は、ネット検索だけでなく、その場所の近所に住むおじいちゃんおばあちゃんに聞いてみるのがいいかもしれません。
もちろん、山菜を取る場所を管理されている方への、山菜狩りの確認も忘れずに。
そんな山菜ですが、写真を撮る時には宝探しのような感じでとても面白い被写体です。だいたい1年を通してみることができるので、その時期の山菜を調べながら野山を散歩して撮影をします。冬の野山は彩りが少なくなって被写体が減ってしまいますが、落ち葉や枯れ葉、土や木の根っこ…そして山菜と、地面の近くには面白いものがたくさん見つけられます。
気になるところを見つけたらしゃがんで、時には寝っ転がってカメラを構えてじっと探してみると…虫がひょっこり、なんてことも。じっと待っていたら、鳥さんや、思わぬ自然のお客さんがやってくることもあります。私の住む広島では、きつねやアナグマ、イノシシなど…山の中で遭遇してしまったら驚くようなお客さんと出会うこともありますので、一人で行く時は周囲を注意しながら行かなければなりません。
健康のため、トレーニングのために野山に入ることがある方は、ついでに山菜を探してみてはいかがでしょうか。
Kengo Miyamoto